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子どものむし歯が少ない!〇〇県のひみつ

「 子どもにむし歯があったら… 」
お母様やお父様にとって、とても心配な問題だと思います

あまり知られていないと思いますが、新潟県は19年連続子どものむし歯本数最少を達成しています
なんと、12歳児の80%が大人の歯に治療済のものを含むむし歯が1本もないのです!!
今回はそんな新潟県のひみつを探っていきます

ひみつ① 学校でフッ素洗口
歯科医院で行なっているフッ素塗布やほとんどの歯磨き粉に入っている” フッ素 “を含んだ液で口をすすぐことを” フッ素洗口 “といいます
やり方はかんたん!歯磨き後、フッ素を含んだ液で1週間に1回、1分ぶくぶくうがいをしてもらうだけ!
このフッ素洗口をほとんどの幼稚園や小学校で実施されており、いまも普及率が上がり続けています

ひみつ② 学校と歯科医院の連携
学校の歯科検診でむし歯が見つかった場合やむし歯になりやすい歯が見つかった場合も歯科医院でみてもらうようにすすめられます
新潟県の場合はさらに” 歯科医院での処置の内容を県行政に集約する仕組み “ができており、集まったデータをもとに歯科医院での予防処置( 歯磨き指導、食生活指導、フッ素塗布、シーラント )の基準統一に生かされています

ひみつ③ 地域のつながり
歯科医師や医師だけでなく、教育関係者や行政、保護者といった様々の立場の人で構成された「 子供の歯を守る会 」
このおかげで一方的な推進ではなく、参加する人がそれぞれの立場でシステムを考え、改善していくことができるようになりフッ素洗口の有効性が認められるようになっていきました

でも…うちの子どもが通っている学校でフッ素洗口なんてしていない…
そんな場合でもお家でフッ素洗口をすることができます
製品により多少異なりますが、1日1回歯磨き後に30秒のぶくぶくうがいをして吐き出す
お子様だけではなく大人のむし歯予防にも有効なので毎日の歯ブラシにプラスで使用してみてください

主任・歯科衛生士長 余吾綾香