お知らせ

歯ブラシ1本で歯周病予防できると思ってる方は多いのではないでしょうか?

歯周病の原因であるプラークやバイオフィルムが、歯と歯のあいだや歯と歯ぐきの境目の溝にできると、歯ブラシはなかなか届かず、取るのが難しいのです。

衛生学では、予防の成功には3種のケアが必要とされています。
1つ目は、フロスや歯間ブラシを使うセルフケアです。日本では指導しても「めんどうだから」などの理由でフロスや歯間ブラシを使う習慣が広がりません。プラーク1mgには10億の細菌がウヨウヨしているので是非使って頂きたいです。
2つ目は、パブリックヘルスケア(自治体の歯科健診や公衆衛生活動)。歯周病は痛まず進むので健診を受け、見逃さないようにすることが大切です。
3つ目は、歯科医院で受けるプロフェッショナルケアです。歯周病の原因となる歯肉溝のプラークは歯ブラシではまず取れないので、歯科医院で取ってもらうことが必須です。

普段からフロスや歯間ブラシを使うこと、定期的に健診を受け、歯科医院で歯ぐきの中をきれいにしてもらうこと。
この3つを続ければ、歯周病の予防はきっと成功します。すぐにでもはじめましょう!

歯科衛生士 坂次真世