お知らせ

お子様の舌、ハートのかたちになってませんか?

舌をベーッと出すと舌の先がハート型にくびれていませんか?
舌のウラ側にある小帯と呼ばれるスジが短かったり、硬かったりすると舌の動きが制限されます
このような状態を舌小帯短縮症といいます

乳幼児では哺乳障害などありますが、主に構音障害( 舌足らず )が問題になります
・滑舌がわるい
・長く話をすると舌が疲れる
・速く話をすると舌がもつれる
・英語のRが言いづらい
といった症状を訴えることが多く、特に「 ら行 」「 た行 」「 さ行 」に現れます
舌小帯短縮症による構音障害は軽度がほとんどですが、舌の動きが制限されるため話しづらさを感じている方が多くいます
また、正しい飲み込みが出来なくなったり、歯並びに影響することも…

〈 治療法 〉
一般的に発音は5歳頃までに発達するとされ、子供の発育する時期に舌の運動障害があると発音の発達への影響が心配されます
舌小帯短縮の程度が軽度の場合は舌を上手に動かすトレーニング( 機能訓練 )を行うだけで症状が軽減される場合もありますが、トレーニングだけでは舌の動きを改善することが難しいと判断された場合には4〜5歳までに舌小帯のヒダを切る手術( 舌小帯伸展術 )を行います
術後は瘢痕拘縮( ひきつれ )防止や、動きやすくなった舌を上手く使いこなせるようにするためにトレーニングを行います

一度お子様の舌の形をチェックしてみてください

主任・歯科衛生士長 余吾綾香